久間元防衛相に捧ぐ歌。「戦争と政治家」

footstomp

2007年07月06日 20:31






6/30、千葉は柏市、麗沢大での公演の際に、『原爆投下、しょうがなかった』と発言、大顰蹙を買い、近く行われる(7/29)参院選をこのままでは勝てないからという(これまた馬鹿正直というか、お粗末なお話だが!)理由から引責辞任した、久間元防衛相。

http://www.asahi.com/politics/update/0630/TKY200706300263.html

凡そ、国政を司る人間とは思えないクレージーな発言!

戦争を終わらせる為にって?
馬鹿言うでない。

あの時アメリカは、原爆という超殺戮兵器を開発し、その威力を人々が生活する大都市にて試したかったのだ。(無論、もう一つの超大国・ソ連を牽制する意味もあったらしいが…。)

投下候補地には、京都も入っていて、「歴史的建造物を守るために原爆を投下しなかった。」と臆面もなく、現在に至っては、その投下場所の選択に関してアメリカは語るけれど、これは嘘。
リトルボーイを投下し、その爆発の威力を測定するのに、京都上空の気流や、盆地というその土地の構造が、実に計測に不向きだったので、一番都合の良いヒロシマ/ナガサキをその候補地としたのである。

全ては自分らの実験のため。日本人はモルモットにされたのだ。

だいたいが、ベトナム戦争の際にも(地獄の黙示録にくわしい!)べトコン殲滅のために、雨あられとばかりに緑のジャングルに向け、容赦なくナパームをこれでもかとばかりにぶち込み、焼け野原にして、平然としているお人たちですから…。ホント、肌の色に敏感な、冷徹なレイシストというのが本質の方々ですからね。(本当はこんな風には思いたくはないけれど…。実は、アメリカ嫌いじゃないし。)
(ランボーや、ジェイコブズ・ラダーなんて映画を観ればベトナムにいっておかしくなった気の毒な、末端のアメリカ人(帰還)兵の姿を見ることが出来るが、普通の感覚からいえばこれでっせ!歌で言えば、ボーン・イン・ザ・U・S・Aの歌詞とかね。ここでもやっぱり悪いのはザ・リーダー“指導者”か。クラッシュの歌、思い出した!)

もうすぐ8/6・ヒロシマに原爆が投下された日。(B29・エノラ・ゲイからウラン爆弾・リトルボーイが。)
そして、その3日後の8/9、ナガサキに水爆が投下された日(B29・ボックスカーからプルトニウム爆弾・ファットマンが。)がやってくる。

マッド・サイエンティストと、悪辣な政治家の利害が結びつき、二度と再び、トコシエの悪夢を産み落とすことが無い様に、掌を合わせ、犠牲となられた方々の鎮魂をあわせて願い、その日は静かに黙祷したいと思う…。


最後に、来る7/8(日)に、私がやっているラジオ番組で、オンエアーする「ザ・50回転ズ」の曲の歌詞が、奇しくも、トンデモ政治家・久間さんに捧ぐにふさわしい内容だったので、此処にその歌詞をUPしておきます。

●私の番組「Swinging Street Second」のブログ

http://swingingsecond.ko-co.jp/


「戦争と政治家」


戦争が始まる。  一言で始まる。

覚えとけー!政治家よ。  お前らの一言で!

戦争じゃ人が死ぬ。 一日中人が死ぬ!

覚えとけー!政治家よ。  お前らが殺すのだ。

戦争は金を生む。 血を売って金を産む。

よかったなぁ~。政治家よ。

お前らの儲けだ!!!!!!!!

戦争がとまるとき。 英雄は産まれる。

おめでとー。 政治家よ。

お前らが英雄だ!


忘れるなぁ~ ヒロシマを。 忘れるなぁ~ ナガサキを。

陽に焼けたあの夏と、火に焼けたあの町を…。

忘れるなぁ~ 政治家よ。 忘れるなぁ~ 政治家よ。

戦争は終わらない。黒い雨が火を消しても………。

戦争は終わらない。おまえらがいるかぎり………。


(「戦争と政治家」byザ・50回転ズ 「50回転ズのビリビリ」に収録。2007.6/6発売)

原子爆弾…

原子爆弾はアメリカ合衆国が最初に開発し、1945年7月16日にニューメキシコ州アラモゴード軍事基地の近郊の砂漠で最初の原爆実験が実行された。この原子爆弾のコードネームはガジェット (Gadget) と呼ばれた。詳細はマンハッタン計画、トリニティ実験を参照 。

また実際の戦争で使用された原子爆弾は、太平洋戦争末期の1945年に日本の広島市に投下されたリトルボーイ(濃縮ウラン型)と長崎市に投下されたファットマン(プルトニウム型)の2発である。

これらの原子爆弾は大量の放射線を放出し、また放射能を有する塵などを多量に排出したため、被害は爆発の熱や爆風だけに留まらず、原爆症と呼ばれる放射線障害や白血病や癌などの重大な病気を被爆者に引き起こし、その影響は現在も続いている。(ウィキペディアより)